「不動産投資スクエア」さんから配信された「都心の賃貸ワンルームマンションに住む142人にアンケート調査」の内容です(以下引用)。
都心では賃貸ワンルームマンションの建設が相次いでおり、山手線付近など好立地では需要が集中していますが、こうした都心のマンションに住んでいる方々は、マンション選びにおいてどのような面を優先したのでしょうか。
今回、こうしたエリアに賃貸マンションを借りている方々に対して、物件選びのポイント、マンション選びで優先すること、家賃に関する考え方などを聞いてみました。
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アンケート回答者:都心の賃貸ワンルームマンションに住む142名
アンケート回答期間:2019年6月1日~2019年6月30日
※すべての回答の平均ではなく回答が有効なものの平均となります。
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以下の設問に対する回答をご覧ください。
(中略)
■共用部に求めるものはなにか?
設問:マンション共用部にあるとうれしい施設、設備は次のうちどれでしょうか
マンションの共用部に求めるものとして、僅差ではありますが、「トランクルーム」が45.8%と最も多い結果となりました。その次に「レンタサイクル」44.4%、「スマホアプリなどによるオートロックや部の解錠システム」38.0%、「カーシェアリング」29.6%と続きます。
共用部の設備はいくつもありますが、単身世帯は収納である「トランクルーム」を求めている方が多いようです。
また、レンタサイクルやカーシェアリングが上位に位置していることから、東京都ならではの事情が見えてきます。
東京都は公共交通機関が充実しており、自家用車を保有している人はとても少ないです。
実際、自動車検査登録情報協会の調査によると、東京都は一世帯あたりの自家用車保有数が全国ワースト1位の0.450であり、1位の福井県の1.749と比べると4分の1程度しかありません。
そのため、レンタサイクルやカーシェアリングを求めている方が多いと推測できます。
投資用に分譲されたマンションでは、法令による駐車場設置義務から数台の駐車場がありますが、自家用車を持つ方が少ないため、カーシェアリングに転用している事例は多くあります。入居者ニーズにマッチした事例と言えます。
(中略)
■まとめ
今回の調査結果では、部屋の広さよりも収納スペースを重視している方が多いことがわかりました。
広い部屋に好みの収納を作っていくより、ある程度まとまった収納スペースが確保された部屋の方が利便性は高いのかもしれません。
また、男性の一人暮らしを想像すると、キッチンや湯船は必要ないと考えてしまう方も多いのではないでしょうか。
しかし、ワンルームの賃貸マンションに入居している多くの方はそれらの設備が必要であると感じており、部屋の広さより求められていることがわかります。
不動産投資スクエア
近年「屋外に収納スペースが確保できる」ということで、トランクルーム付きマンションの需要は増えているようですね。
今回のアンケート調査でも、単身世帯がマンションの共有設備に「トランクルーム」を求める人が多いのは、「レンタル収納スペースのサービスが認知されてきている」こともあるのではないでしょうか。