前回までは、
・トランクルームって何?
・自分の用途に合った施設の選び方
・保管できる荷物・できない荷物
・契約までの流れ、料金や収納物の補償や保険
など、利用する前に知っておきたいことを説明してきました。
今回は、
・屋内型トランクルームと屋外型トランクルーム(バイク収納型トランクルーム)の違い
・それぞれの施設のメリット・デメリット
を解説します。
以下にタイプ別に比較した表を載せ、それぞれ補足をしていく感じでご覧いただければと思います。
屋内型トランクルームの主な特徴
屋内型トランクルームは、ビル1棟やワンフロアに設置された「レンタル収納スペース」です。
主な特徴は、防犯カメラやカードキー、すべての施設ではありませんが「SECOMやALSOK」の警備システムの充実など、セキュリティ面に優れていること。
また、エアコンなどの空調設備が整っているので、「温度や湿度」に敏感なデリケートな荷物を収納できます。
荷物の出し入れについては「24時間365日いつでも出し入れ可能」な施設も多く、運搬用の無料台車の貸出しなどのサービスもあります。
その他では、ビルやマンションの一部に設置している施設も多ので都心部や駅に近い場所が多く、会社近くの施設を借りているサラリーマンやOLも増えているようです。
屋内型トランクルームのメリット
メリットについては、何と言っても施設の充実度です。
安全面や空調設備が整っている屋内型トランクルームは
・オフシーズン品、例えば温度や湿度が気になる雛人形や五月人形、冬物衣料(革製品)など
・書籍類や、趣味のコレクションなど
の収納に適しています。
屋内型トランクルームのデメリット
デメリットは施設の保管体制が整っている為、料金は屋外型トランクルームに比べると、やや割高になります。
また屋内の施設なので、収納スペースの広さはやや小さめの作りになっていること。
これは、限られたスペースをパーティションで仕切り「なるべく多くの方に利用していただきたい」という運営会社の思いがあるのでしょう。
もう一つの問題は、屋外型トランクルームと違い駐車スペースが少ないため、搬出入には最善の注意が必要になります。
屋外型トランクルームの特徴
屋外型トランクルームは、街道沿いなどでよく見かける、運搬用のコンテナを収納スペースとして利用するための「コンテナ収納スペース」です。
主な特徴は、収納スペースの広さは屋内型に比べ、大きなサイズのコンテナが多いのも特徴の一つです。もちろん屋外なので「24時間365日いつでも出し入れ可能」な施設です。
屋外型トランクルームのメリット
屋外型トランクルームのメリットは、遊休地などに設置していることも多いため利用者も多く、屋内型に比べ料金は割安です。
また施設前まで「車で横付けできる」ことで、荷物の出入れも便利です。
引越しやリフォーム時の一時保管や職人さんが建築資材などの保管に利用している方も多いようですね。
屋外型トランクルームのデメリット
屋外型コンテナのデメリットは、風雨や砂埃などで収納スペースが汚れる場合もあります。
多くの設備は空調設備がないため、温度・湿度によりカビの発生もあるので、温度・湿度の変化に強い物以外の収納には不向きです。
また屋外なので、防犯カメラや屋外照明を設置している施設も多いですが、第三者が侵入しやすくセキュリティ面もやや低めです。
バイク収納型トランクルームについて
屋外型のトランクルームにはもう一つ「バイク収納型トランクルーム」があります。
一般的には、バイクボックスと呼ばれている「コンテナ収納スペース」です。
バイクボックス以外にバイクヤードなどもあります。
基本的な特徴は、
・バイクを収納しやすいサイズになっている
・専用スロープがあり収納しやすい
などが挙げられます。
また、バイク以外にロードバイクやマウンテンバイクの保管に利用しているユーザーも多くいます。
大切なバイクを「悪戯や盗難」から守れることやパーツや工具類も一緒に保管できるため「メンテナンスやカスタマイズが出来るこ」とも人気の理由です。
メリットは、収納しやすいサイズにになっている事や、悪戯や盗難から守れることに尽きると思います。
デメリットはコンテナ型なので、キュリティ面が低いのでご自身で複数の箇所に施錠しておくことも必要かと。
もうひとつ「バイクヤード」などは、共有スペースなので「キズやパーツの盗難」などに遭った場合でも、自己責任になります。バイクボックスに比べ料金は割安ですが、よく考えて契約するようにしましょう。
私が思う「トランクルームのメリット」とは?
屋内型と屋外型の違いやメリット、デメリットなど解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
私が思う最大のメリットは、預ける荷物によって「用途に合った使い分けること」だと思います。
・荷物の量やサイズは?
・短期利用か長期利用か?
・荷物の出し入れの頻度は?
など利用の際は、以下の記事を参考にするといいでしょう。