今回のテーマは「トランクルームの広さと収納量の目安」についてです。
初めてトランクルームの利用を検討する際に、どの程度の広さを選べばいいのか悩みますよね?
実際に運営会社のお手伝いをしていて、
・借りてみたら荷物が入りきらない
・思っていた以上に広く無駄な賃料を払わなければ...
など耳にすることもあります。
この様な失敗を避けるために「広さと収納量の目安」を説明します。
公式サイトのサイズ表記について
トランクルームのサイズ表記については運営会社によって様々ですが、畳(帖)数で表記している場合が多いみたいです。
ただし畳(帖)数だけで広さを決めるのは、少し問題があるかと。
そこには「畳にはその発祥地域等によってさまざまなサイズが存在する」ことにあります。
畳(帖)は、昔から使われている単位で広さのイメージを共有しやすいですが、地域によって畳のサイズが違います。
サイズの違いについて詳しく解説しているページがこちら。
実際にそれぞれのサイズで平米数を換算してみると
この様に平米数にかなり差ができます。
公式サイトの表記については、畳数は目安としてイメージし「幅 × 奥行き × 高さ」の表記がより正確な広さを測れるのではないでしょうか。
それでも「部屋によってサイズが異なる」こともあるようなので、めぼしい施設があれば
・現地に出向き施設見学をすること
で「幅 × 奥行き × 高さ」を確認しておくことが大切です。
業界に統一した基準がないので、利用者に解りにくさがある点は、早く改善してほしい物ですね!
畳(帖)あたりの収納例(目安)
ここでは、一人暮らしの方から大家族の方に合う広さをイメージして収納量の目安を一覧にしてみました。
これから各サイズの収納量を紹介していきますが、
・平米数(㎡):1帖 = 1.62㎡
・高さ:190㎝~220㎝程度
で解説していきます。
※あくまで収納量は目安なので保管する荷物の大きななどによって変わってくることは、ご了承ください。
0.5帖サイズ
0.5帖サイズは、身の回りの小物類や趣味のアイテムなどを収納するのに最適なサイズです。
壁面に収納棚などを配置することで取り出しやすくなり、収納ケースなどを利用することで、持ち運びも楽にでき積み上げられるので、空間(高さ)スペースも上手く活用できます。
一見狭そうに見えますが、収納物によってはかなりの収納量があるかもしれませんね。
1.5帖サイズ
こちらのサイズは、主に収納物が少ないワンルーム(一人暮らし)の方や自宅には収納スペースがない方に、 適度な大きさのこのサイズがおススメ。
衣類や玩具など家族にとって必要なものや小型の家具や家電類も収納は可能です。
シワになりにくい衣類などは収納ケースに入れ、スーツやパンツなどシワが気になる衣類は、ハンガーラックを置けば安心ですね。
2帖サイズ
コンテナタイプのイメージ図ですが広さについてはトランクルーム同様、家庭の物置代わりに十分なサイズ。
コンテナタイプにはタイヤや工具類、温度や湿度に左右されないオフシーズン品などの保管。
一人暮らしを始めるときの一時保管などに最適なサイズです。
屋内型のトランクルームには、壁面を上手く利用することで衣類や家具・家電類など色々収納できます。
3帖サイズ
こちらもコンテナタイプの図ですが、ファミリー世帯の荷物保管に最適なサイズです。
屋外型コンテナは、温度や湿度に左右されない荷物置き場に。
屋内型トランクルームには家具や家電製品類などの他に、事務用機器や書類の保管、オフィスが手狭になった時に おススメです。
4帖サイズ
この広さは、大家族や荷物が多い方に最適なサイズです。
引越しやリフォーム時に一時的に保管する利用者が多いのもこのサイズ。
職人さんの工具類や建築資材などの保管にも人気があるようですね。
屋外型のトランクルーム(コンテナ)の場合は、8帖~の大きなサイズもあります。
施設見学のススメ
実際に施設見学をしてみると、0.5帖でも「思っていたよりも広い」と感じている方も多いようです。
それには、「空間(高さ)はイメージできていない」方が多かったのではないか?とも思います。
「収納量を左右するのは高さ」という事をご理解いただける事が収納名人になる第一歩です。
自宅で収納量を測るヒント!
これまで畳のサイズや広さの表記など解説してきましたが、ここでは「自宅で収納量を測るヒント」をお伝えします。
それは、あなたの住まいにあるココ!
そう、トイレです。
一般的なトイレの広さは「0.5坪~1坪」程度ではないでしょうか。
これをトランクルームに見立てて、幅と奥行きを計測します。
高さについては、各運営会社で概ね「190㎝~220㎝」程度です。
便座など外すことは出来ないので、空きスペースにどの程度積み上げられるかを知っておけば、どの程度の荷物を収納できるか推測できます。
収納する荷物を分類し、それぞれ決まったサイズの段ボールや収納ケースに統一することで、施設見学の際にどの程度収納できるのか?の判断に役立つのではないかと思います。