海外赴任や海外留学の際に問題となるのは、家賃の問題。
留守宅の家賃を払い続けるか解約するか悩みどころだと思います。
仮に解約した場合でも新たに「持参しない家財道具の置き場所」の問題が出てきます。
海外赴任の場合は、赴任地に着くまでの期間は、案外短いものです。
その間に、必要な手続きや準備は多岐にわたり効率よく準備したいものですね。
まず、
・家財道具の移動が面倒だから、このまま家賃を払い続ける
・帰国後に使いたい家財道具だけ残し、置き場所を確保する
などの決断をしなければなりません。
「家賃と置き場所に係る費用」で、どちらが出費を抑えられるのか?
会社が赴任期間中の家賃を支払ってくれるなら何も問題はありませんが、もし自費で費用負担をしなけらばならない場合も考えておく必要があります。
ましてや留学する場合は、切実な問題でしょう。
そこで今回は「家賃と家財道具の置き場所に係る費用」でどちらがお得なのかを比較してみました。
尚、家財道具の置き場所については、トランクルームで比較しました。
家賃よりトランクルームの方が安い?
比較する際によく使われるのが「坪単価」です。
ここでは、算出する手間を省き「HOME’S」さんのデータを参考にさせていただきます。

出典: LIFULL TRUNKROOM PRESS
坪単価で比較するとこのような結果になりますが、「実際に過ごすスペース」は除く必要があります。
仮に家財道具を一か所に集め「高さ(空間)」を上手に使えば、意外に少ないスペースで収納できます。
なので単純に坪単価で比較するのは、いかがなものか?という感じがします。
そこで、もう少し正確に比較できないかを考えてみました。
1畳当たり家賃と比較してみた
ここでは、総務省統計局の「都道府県別の主な指標」の東京都を参考に、トランクルームと比較してみました。
この表は東京都のエリアを無作為に選択し、5~6施設の料金を算出したものです。
尚、料金はおおよその相場を掲載しているので、立地やその他の条件により異なるのでご注意ください。
ここでも「トランクルームは割高」ですが、一人暮らし(1R~1DK)の間取りであれば、収納スペースは「0.5帖~1.5帖」程度で大体収まります。
あくまで目安なので参考程度のデータですが、家賃と比較するとトランクルームは多少割安かな?と思います。
広さと収納量については、こちらをご覧ください。
家賃は会社が負担してくれる場合でも、長期不在の家屋は驚くほどの速さで劣化します。定期的に空気の入れ替えをしないと家屋だけではなく家財道具も劣化が進みます。
その点を考えると、24時間空調設備が整っているトランクルームに収納しておく事で、劣化は最小限に抑えられるでしょう。
渡航時に持参するもの以外は、
・長期保管に耐えうる家財道具だけ残す。
・家電類(水回り品)などは、しっかり乾燥させた状態で預けないと「カビや臭い」を発生する恐れもあるので処分する。
などは、検討する必要があるでしょう。
例えば、冷蔵庫や洗濯機などの水回り品は、帰国後に購入するというのもアリだと思います。
トランクルームに保管するときに便利なサービス
海外赴任中の「家財保管」についての悩みを解決するサービスもあります。
クロネコヤマトのスマート保管
プレミアムストレージサービス
・空調設備も整い、海外からでもWEB上で預けた荷物の確認ができ
・WEB上から取出し依頼ができる
・運び込みや保管、お届けまで一貫した管理
など、至れり尽くせりのサービスです。
赴任先に着くまでの間の手続きや準備にかける時間を短縮するためにも、便利なサービスを利用してみるのもよろしいのではないでしょうか?
主に法人向けのサービスなので、会社にお願いするのもいいかもしれません。
海外赴任や留学が決まったら、渡航先に着くまでの間はなるべく余裕をもっておきたいものですね。